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泉涌寺

泉涌寺は、藤原緒嗣の遺志に基づき856年に創建された皇室ゆかりの御寺とされていますが、真言宗の開祖弘法大師の創建とする伝承も残されている寺院です。

泉涌寺は、総門を抜けると尖塔頭寺院が両側に立ち並ぶ参道が仏殿や舎利殿まで続き、仏殿や舎利殿の南側に楊貴妃観音堂があります。

楊貴妃観音堂には、六羅漢像の中央の聖観音像や韋駄天像などが安置されていますが、色彩が鮮やかなだけでなく宝相華唐草透かし彫りの宝冠などが美しいことから唐の玄宗皇帝が楊貴妃の冥福を祈って彫られたとする伝承が残る等身坐像です。

楊貴妃観音像は、1255年に中国から湛海が持ち帰ったとされるとともに約700年間秘仏とされ、昭和30年以降一般公開されるようになり毎月18日に観音講が行われています。

そのため、美しい楊貴妃観音像にあやかろうと美に関する人々が多く訪れている寺院です。